2011年5月21日土曜日

被災地の障害者支援、遅れ深刻 東近江の支援員調査 滋賀

京都新聞 
東日本大震災で、障害者への支援が遅れている。滋賀県東近江市の障害者支援施設あかね支援員の井村悌規(よしのり)さん(40)は、現地で救援活動を行う団体「日本障害フォーラム(JDF)」の一員として4月に9日間、宮城県沿岸部の障害者の実情を調査した。「避難所にも行けず、半壊した家で『死にたい』と言う障害者もいた」と深刻な状況を話している。住所など障害者に関する情報の提供を各市町村に求めているが、ほとんどの自治体が「個人情報」を理由に拒否。支援の遅れを招いている、という。井村さんは「多くの障害者が自分の障害について語れず、孤立している。調査でもどの市町からも情報が得られず、避難所で『障害のある人を見かけましたか?』と尋ね歩くしかなかった」と話す。

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