朝日新聞
臨床心理士の肩書を持つライターとして40冊の著書がある。その中には自閉症についての本も。けれど、小学校5年生になる一人娘が「中程度の自閉症」であることは、これまで触れてこなかった。妻も臨床心理士だが、小学校入学直前に児童精神科医に診せるまで2人は自閉症を考えなかったという。「明るいし、記憶力もいい、関心に偏りはあるけれど、それはこの子の個性なんだと思い込もうとしていた。現実が見えてなかった」しかし、そこからは違った。病弱な妻を支え、家計の柱となる本の執筆をしつつ、娘の「専属療育トレーナー」として奮闘を続けてきた。
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