2011年4月3日日曜日

障害者苦難の避難 いわきから横浜、長野へ一時石狩にも

北海道新聞 
福島第1原発から約50キロの福島県いわき市内の社会福祉施設の障害者が石狩市に一時身を寄せるなど、県外に集団で移った。「これほど遠距離の障害者の集団避難は極めて異例」と専門家。集団避難したのは、社会福祉法人「いわき福音協会」(海野洋理事長)が運営するいわき市内のグループホームなどで暮らす知的障害者約150人。移動手段は飛行機やバス、船などで、障害者の集団行動は苦労の連続だった。同行した職員の星美枝子さん(41)は「長年、施設で暮らす障害者は健常者のように親類宅などに身を寄せることが難しい」と説明。藁谷事務局長は「避難の理由が理解できない障害者に何度も繰り返し説明しながら移動した」と振り返る。

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