毎日新聞
東日本大震災で被災した宮城県柴田町の社会福祉法人「はらから福祉会」(武田元(はじめ)理事長)が運営する8カ所の障害者の共同作業所は、震災から1カ月を経て、ようやく全面再開にこぎつけたが、新たな難題に直面している。製品の販売先が被災し、販路が確保できず、作業所で働く障害者にとっては十分な賃金が得られない状態が続いている。販路開拓に協力しようと全国各地の障害者関係団体が立ち上がった。きっかけは町田市のNPO法人「町田作業所連絡会」の天野貴彦理事長(50)が3月下旬に被災地を訪問し、以前から親交があった武田理事長から「販路開拓に力を貸してほしい」との切実な訴えを聞いたことだった。
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