2011年4月12日火曜日

避難所の発達障害児ケア 神戸の団体など助言 兵庫

神戸新聞 
緊張やストレスが高まると、自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害がある子どもは、突然大声を上げるなどの行動を取る傾向がある。東日本大震災の被災地では、他の避難住民への気兼ねから、発達障害児の家族は避難所に入らないという報道もある。神戸市を拠点に活動する「JAM(発達に気がかりのある子をもつ親と子のサポートの会)」のメンバーも被災地の発達障害児を案じる。副代表の藤尾さおりさん(39)=同市北区=の長男タケル君(13)は自閉症。突然大声を上げたり、片時も止まらず動き回ったりする。「この子を抱えての避難所での生活など想像もできない。目を離すとどこかに行ってしまうという不安もあり、気が気でないと思う。知的や精神、身体の障害と違い、福祉の支援を十分に受けられないのではないか」と心配する。

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