2011年3月25日金曜日

万引き:発達障害被告の刑猶予  福祉施設での更生考慮 長崎

毎日新聞 
諫早市で万引きしたとして窃盗罪に問われた無職の男(32)の控訴審判決が23日、福岡高裁であった。男が別の万引きによる執行猶予中に起こした事件だったが、川口宰護裁判長は被告に広汎性発達障害があり現在入所している福祉施設で社会復帰に向けた訓練を行っていることを理由に1審・長崎地裁が言い渡した懲役6月(求刑・懲役10月)の実刑判決を破棄し、懲役10月、保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。1審後に被告が実際に施設に入所し、ボランティア活動に取り組んでいることなどを重視し川口裁判長は「1審判決時点では実刑判決が重すぎたとは言えないが、控訴審時点では重きに失する」と執行猶予判決の理由を述べた。

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