2011年3月4日金曜日

検察検討会議:知的障害者は可視化優先 委員から意見多く

毎日新聞 
検察改革を議論する法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」は3日の会合で、知的障害者の取り調べについては優先して全過程の録音・録画(可視化)を導入すべきだとの意見が多くの委員から出た。問いかけに迎合的になりがちで、事実関係の確認が困難とされる特性に配慮を求める導入論が相次ぎ、今月末に取りまとめる提言の軸の一つになりそうだ。障害者の取り調べを巡っては、今国会提出予定の障害者基本法改正案が、刑事手続きでの障害への配慮規定を盛り込む方針。ジャーナリストの江川紹子氏は「知的障害のある人が刑事手続きではたくさんおり、中には冤罪(えんざい)の疑問が持たれるケースもある。優先的に可視化を考えないといけない」と強調した。

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