2011年2月11日金曜日

新日本科学、米社とオキシトシン経鼻剤の開発・販売等に関するライセンス契約を締結

日本経済新聞 
当社は、Pastorus社との間で、自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder、以下「ASD」という。)の治療を目指したオキシトシン経鼻剤の開発・販売等に関するライセンス契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。オキシトシン(Oxytocin)は、下垂体から分泌されるホルモンで子宮を収縮させるなど、末梢組織に対する作用が知られており、産婦人科領域の医薬品として長年にわたり使用されてきました。一方、近年の研究でオキシトシンが神経伝達物質の放出調節、シナプス構築の調節や社会的認知に関与する特定の脳領域の活性化など、中枢神経に対する作用も特定され、最近の臨床研究の結果から、オキシトシンがASD患者の社会的認知の能力を高めることがわかってきました。Pastorus社は、この新たな作用に着目し、ASDの治療を目的としたオキシトシン薬剤の開発を進めている中、痛みが伴わずに高い安全性と有効性が期待できる当社の経鼻投与技術(の採用を決定したものであります。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る