2011年2月11日金曜日

高機能自閉症の成人は他人の意向を理解しにくい

日本経済新聞 
高機能自閉症(high-functioning autism)の人は、IQの高い人でも他人の意向(intention)を理解するのが困難であり、そのため他人を厳しく評価し、人間関係の形成や維持に問題を生じる可能性のあることが新しい研究で明らかにされ、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Science(PNAS)」オンライン版に1月31日掲載された。他人の意向、欲求、信念を認識する能力は「心の理論(theory of mind)」と呼ばれ、一般に4〜5歳で発達する。研究共著者の1人でMIT博士研究員のLiane Young氏によると、これまでの研究で自閉症児はこの能力の発達が遅いことが示されているという。

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