2010年10月25日月曜日

支援学校生 職場体験手応え 山口

読売新聞 
障害を持つ子どもに職場体験させる「ぷれジョブ」と呼ばれる取り組みが全国に広がっている。対人関係の基礎を早い段階で身につけさせ、将来の就職に備える狙いで、県内でも今年、中学生2人が初めて参加した。6月から約4か月間にわたって週1回、1時間の訓練を続けたところ、コミュニケーションの取り方に変化が表れ、関係者は手応えを感じている。「ぷれジョブ」が広がる背景の一つに、不況のしわ寄せが障害者雇用にも及んでいることがある。山口労働局のまとめでは、2009年度の県内の新規求職者数は1285人で、過去5年間で最高。そのうち就職できた人の割合は47・2%と、2年連続で低下した。来春卒業予定の県内の特別支援学校生は206人で、就職希望は78人(37・9%)だが、県教委特別支援教育推進室の瀬戸雅己主査は「実際に就職できるのは50人前後になる」と厳しい見方をしている。

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