大阪日日新聞
理解ある大人が支え “困った子”生かす制度
ヤシガニやグリーンバシリスクなど、約30種類の動物が6畳ほどの洋室で整然と飼育されている。中学2年の時に広汎性発達障害と診断された弦川樹さん(18)が、大阪市平野区の自宅の部屋で手塩にかける生き物たちだ。動植物について学べる専門学校に通いつつ「将来は自分のペットショップを開きたい」と意気込む。運動が苦手だったり、自分の思いを的確に表現できなかったりする特性は発達障害でよくみられる。樹さんは診断後、「自分のことが分かり、ショックよりもちょっと安心した」という。
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