東京新聞
ノーベル賞作家の大江健三郎さん(75)が三十一日、鹿沼市民文化センターで開かれた「市民公開講座」(上都賀郡市医師会主催)で「生きること、本を読むこと」と題して講演した。大江さんは自らの体験談を交えつつ「注意深く読書をした経験を、子どもは自分の生活や社会に結び付けて成長していく」と語り掛けた。母親や村のお年寄りから聞いた昔話が創作活動の原点になったこと、知的障害のある長男光さんを誤解からしかり付けて仲たがいした際、友人の助言で和解できたエピソードなどを紹介した。
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