2010年8月14日土曜日

斬新と繊細、心の世界描く 神奈川

朝日新聞 
緑色のライオン、銀河を飛び続けるピンクの蜂。双子の兄弟による2人展「絵画・心のままに」が秦野市の東海大学サテライトオフィスで始まった。兄弟は平塚養護学校に通う自閉症の中学3年生。会話はままならないが、兄は斬新な色使いと大胆な構図で、弟はやさしいまなざしと丁寧な塗り重ねの作品で、14歳の心の世界を伝える。兄弟は水彩画や油絵を月1枚のペースで描きあげる。性格は対照的で、太一君は「雑だが手早い」、健太君は「丁寧だがすべてに時間がかかる」という。今回は計19点を展示する。50号サイズの大作は、健太君が緑の象が力強くこちらを見つめる「ジャングル最強」、太一君は多彩な色の流れの「悠久のとき」だ。

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