読売新聞
後継者難や人手不足に悩む農業分野で、精神障害者や知的障害者を積極的に雇用する動きが始まっている。障害者は、栽培や動物との触れ合いで心身の癒やしを得る「園芸療法」を経験した人が多く、農業には比較的身近な人たち。農家が雇用した場合の助成制度もあり、昨年3月には、取り組みを進める法人など18団体が集まり「岡山地域農業の障害者雇用促進ネットワーク」が発足するなど、関心も広がりつつある。<農と福祉の連携>の現場を訪ねた。「新たな農業経営のビジネスモデル。農業は懐が深く、障害者は高齢者の労働をカバーしていく存在になりうる」と評価。「仕事について丁寧に分かりやすく説明したり、障害者の能力を発揮させたりと、経営者に求められるハードルは高い。そのハードルを超えられれば、得られる果実も大きい」と話している。
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