日本経済新聞
リサイクル会社の環境開発工業(北広島市、山田太郎社長)は障害者の就労支援を強化する。新設の特定非営利活動法人(NPO法人)を通じて障害者を雇用。障害者に安心して働ける場を提供しながら、きめ細かな指導や精神的ケアで潜在能力を引き出し、経営基盤の強化にもつなげる。環境開発はNPO法人「エルアンドピイ」(北広島市、理事長=岡田憲夫・環境開発工業取締役)を設立した。NPO法人は7月下旬に障害者自立支援法に基づき、障害者と雇用契約を結ぶ「就労継続支援A型」の事業所として指定を受けた。NPO法人がまず障害者10人と雇用契約を締結。環境開発がNPO法人にパソコンやコピー機の解体といった業務を委託する形をとる。障害者の自立を後押ししながら、生産体制に応じて柔軟に人材を配置することが可能になるとみている。行政から補助金を受けられるなどの利点もある。
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