河北新報
障害児のいる家庭は母親が子どもの介護を担う一方、父親が生計を維持するため長時間働かざるを得ない傾向が強く、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が進んでいないことが、障害児の放課後ケアなどに取り組む仙台市泉区のNPO法人「グループゆう」の調査で明らかになった。介護・子育ての主な担い手は、母親が94%を占め、父親は4%だった。母親の51%は日常生活の中で「介護・子育て」の比重が一番高いと答えたが、父親は「睡眠」が最多の38%。父親の81%は平日、育児や介護に携わる時間が1時間未満しかなかった。就労状況を見ると、父親の95%が働く一方で母親は35%にとどまり、多くは年収200万円以下のパートタイマーだった。
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