2010年5月8日土曜日

障がいのある子持つ家族の作文を冊子に 浜松こども園が作製

中日新聞
浜松市南区の知的障がい児施設「浜松こども園」は、障がいのある兄弟姉妹を持つ子どもや大人から募集した作文を、冊子「ももはな」にまとめた。作文にはそれぞれの思いや葛藤(かっとう)、感謝の気持ちなどがつづられており、同園は「多くの人に読んでほしい」と呼びかけている。例えば、自閉症の兄を持つ中学生の宮崎文香さんは兄を施設にあずけて、両親と3人で旅行をした経験を書いた。兄のいない家族旅行を「楽しかった。でもそれは表だけ。たとえその場にいなくても家族は家族、いないとよけいに気になってしまう」と吐露。「兄がいる普通ではない家族は、私にとっては普通の家族」と続けている。冊子には余りがあり、申し込みがあれば無料で提供するという。

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