2010年5月16日日曜日

現場リポート:県庁内の「カフェ・セルプ」開店1カ月 障害者自立支援へ一歩 /兵庫

毎日新聞
県庁2号館1階ロビーに障害者が働く喫茶コーナー「カフェ・セルプ」がオープンして約1カ月。現在、県内の作業所から派遣された知的障害などがある20~40代の男女3人が、就業訓練でパンを焼くほか、接客、弁当の配達をこなしている。障害者と客がふれあうカフェは、自立支援の新たなモデルケースとして期待される。カフェは、作業所で作られた商品の販売先の開拓などで障害者と社会のつながりを支援するNPO法人「兵庫セルプセンター」が、委託を受け運営する。オープンから1カ月がたち、働くメンバーにも協調性や互いに支え合おうという変化が出ているという。カフェ・セルプの売り上げは現在、順調といい、作業所からも同様の店舗を出してみたいという問い合わせもあるという。小川理事長は「作業所の意欲が高まれば、新しい事業や他の作業所との連携など次の一歩につながる」と期待する。

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