香川県坂出市でパート従業員の三浦啓子さん=当時(58)=と、5歳と3歳の孫姉妹の計3人を殺したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われ、一審で死刑とされた三浦さんの義弟で無職川崎政則被告(63)の控訴審判決で高松高裁は14日、一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。弁護側は即日、上告した。
被告の責任能力は一審でも争点となり、弁護側は「知的能力が低く特定不能の広汎性発達障害があった」と心神耗弱を主張したが、一審判決は、綿密な準備をしていることや、精神鑑定結果から完全責任能力を認めた。
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