2012年6月15日金曜日

これが言いたい:欧州で脚光浴びる日本の芸術作品

毎日新聞 
「アール・ブリュット(生(き)の芸術)」や「アウトサイダー・アート」と呼ばれる美術の分野が近年注目されている。美術教育や一般的な文化、流行の影響を受けず、自己流の方法や発想で表現された作品を指す言葉だ。具体的には、知的障害者や精神障害者、無名の老人などが作り手の多くを占めている。日本でそういう作品が知られるきっかけとなったのは、93年に世田谷美術館で開催された「パラレル・ヴィジョン」展だった。海外の企画者による展覧会が日本でも巡回されたのだ。けれども実は、山下清や滋賀県の古い福祉現場から生まれた作品は、すでに存在していた。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る