2012年4月14日土曜日

発達障害と大学(2) 名入り集合写真の力‎

読売新聞 
集合写真にペンでびっしりと書き込まれた学生の名前。「たった一枚の写真が、発達障害がある学生の支えになることもある」。宮城教育大学(仙台市)の学生相談室で、夛賀真理・相談員は感慨深げに振り返った。入学前、真壁さんは保護者と大学を訪れ支援を受けたいと申し出た。同大にとって、発達障害の診断がある学生を受け入れるのは初めてだった。真壁さんは予期せぬ事態が起きると対応できず、パニックを起こしやすかった。「自分なんか生きていない方がいい。罰せられた方がいい」と落ち込み、自傷行為に走ってしまうこともあった。人の顔と名前を覚えるのも苦手で、学生生活を送る上でそのことにも不安を抱えていたという。

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