2012年4月26日木曜日

発達障害と大学(7) 親の理解得て問題共有

読売新聞 
後藤さん自身は、新聞などで発達障害の情報に接する度、自分と一緒だと感じていた。ただ、親に打ち明けても、「絶対にありえない」と認めてくれなかったという。細田准教授は、「診断名が医師から両親に告げられると、『もう親に説明する必要はないんですね』と後藤さんは言い、ほっとした表情を浮かべていた」と振り返る。「両親が発達障害を理解してくれ、心の重荷が軽くなった」「家庭で使っていたエネルギーを、勉強と対人関係に注げるようになった」と、後藤さんは話していたという。細田准教授は「発達障害を受容した両親が、話し合いによって障害への理解を深めたこと、その上で大学と連携を取れたことが、適切な支援につながった」と分析する。

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