2012年3月23日金曜日

入所者暴行、元施設長に賠償命令=広島市の責任認めず‎ 広島

時事通信 
広島市安芸区の知的障害者施設「あとの郷」で2002~03年、当時の施設長に暴行を受けたなどとして、元入所者の男性の両親が、元施設長と施設を運営する社会福祉法人「無漏福祉会」、広島市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、広島高裁であった。宇田川基裁判長は暴行の事実を認め元施設長と無漏福祉会に計220万円の支払いを命じた一審広島地裁判決を支持し、原告被告双方の控訴を棄却した。入所施設を決めた広島市については一審と同様、「施設で更生を受けさせることが、男性の生命や身体の安全を損なう恐れがあったと容易に認識はできなかった」として過失を否定。「市には安全配慮義務があった」との原告側主張を退けた。

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