2012年1月7日土曜日

出版:障害者との交流や共生の模索つづる 広島

毎日新聞 
知的障害者の共同ホームなどを運営する社会福祉法人「ひとは福祉会」(安芸高田市向原町)の理事長、寺尾文尚さんが、自身の体験を基に障害がある人たちとのふれあいを描いた「ゆたらかに~仲間と共働でつくる人間学~」(三学出版、四六判159ページ、定価1575円)を出版した。「知的障害者の感性や人間性を少しでも知ってもらえれば」と話している。寺尾さんは大学卒業後の70年、長野県松本市にある知的障害者通園施設に就職。85年、同福祉会の前身「ひとは作業所」を現在地に開設した。現在は、施設利用者が手作りし、地元産古代米を使ったオリジナルのアイスクリーム「縄文あいす」の販売などを通じて、地域社会との共生空間づくりに励む。知的障害者の人権擁護も強く訴えている。

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