2011年11月18日金曜日

長女監禁致死裁判で無罪主張 岡山

山陽新聞 
岡山市で2月末、知的・発達障害のある清原麗さん(16)が、自宅浴室で裸のまま立たされ死亡した事件で、逮捕監禁致死罪に問われた母親の同市北区北方、無職清原陽子被告の裁判員裁判初公判が17日、岡山地裁(森岡孝介裁判長)であり、弁護側は「正当なしつけだった」と無罪を主張した。

冒頭陳述で検察側は、清原被告は中学から問題行動を見せ始めた麗さんを叱責(しっせき)する際、「顔を殴ったり手首をビニールひもで縛り長時間立たせた」と指摘。事件当日の状況は「そろばん塾の帰りに盗み食いをしたと考えた。麗さんは母親への恐怖心などで逃げ出せなかった」と述べた。

一方、弁護側は「問題行動は口頭注意では直らず、清原被告の行為は“愛のむち”。懲戒権行使の範囲内だ」と強調。「麗さんは自ら浴槽内に入り、水に漬かって死亡した」と、監禁と死亡の因果関係を否定した。

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