2011年9月15日木曜日

悶々を文章に 見えた自分像 発達障害の男性が手記

朝日新聞
「僕はアスペルガー ある広汎性発達障害者の手記」
松山市の利田潤さん(42) は、3歳の時に小児自閉症と診断された。だが、本人にはずっと知らされないままだった。大学卒業後、公務員試験に受かり徴税の仕事に就いた。だが、人間関係がうまくいかず、1年で辞めた。その後、母親から初めて自閉症だと告げられた。感情を文章にまとめ、整理を繰り返すうちに、自分を客観的に見ることができるようになった。細かな字でびっしりと書かれたノートは6年間で4冊だ。昨年、ノートを通院先のケースワーカーに見せたことがきっかけで、地元の出版社を紹介された。県発達障害者支援センターなどの協力も得て、今年5月に手記を出版。利田さんは「発達障害に限らず、対人関係で悩んでいる人に読んでもらい、ちょっとしたヒントになれば」 と話す。

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