2011年9月12日月曜日

障害者3割 虐待経験 6割 何度も被害 愛媛

読売新聞 
県内の障害者のうち3割以上が何らかの虐待を受けた経験があることが、県の調査でわかった。うち6割以上で虐待が複数回にわたっていることも判明。来年10月には「障害者虐待防止法」が施行されることから、各市町では常時相談可能な窓口の開設を進めるほか、県も来年に障害者福祉の関係者を対象とした虐待防止研修を行う。虐待の内容は、暴言を吐くなどの「心理的虐待」が最多の59・3%で、身体的虐待が31%、介護・世話の放棄が10・6%、年金を勝手に生活費に充てるなどの経済的虐待が5・3%だった。しかし、同時期に福祉施設職員や障害者相談員ら支援員238人を対象に過去3年間の虐待事例を調べたところ、経済的(46・6%)、心理的(44・5%)、身体的(35・6%)などの順。県は、障害者本人以外では心理的虐待に対する意識が薄く、経済的虐待を障害者自身が認識するのは難しい状況があるとみている。

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