2011年8月4日木曜日

発達障害の大人たちが持つ “隠れた才能”と“不器用な優しさ”

ダイヤモンド・オンライン 
この8月、東京都江戸川区に、都内で3ヵ所目となるNPO法人「全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)」江戸川支部が開設された。この支部を立ち上げた柳田節子さん(54歳)は、自らも「発達障害」の「アスペルガー」と診断された24歳の息子をもつ母親である。彼は、他人の悪口や嫌がることを言ったことがない。嫌いな食べ物が出ても、「嫌い」とは言わずに、「今は食べたくありません」と否定しないような表現をしてきたという。柳田さんが誤ったゴミの捨て方をすると、「ゴミの分別ができていない」と、息子から注意された。また、柳田さんが車を運転中、路上駐車して通行の妨げになっている男性に文句を言っていると、 「おじさんも、用事があって停めているんだから、文句を言ってはいけない」と、たしなめられた。そんな心優しい青年が、社会につながることができず、もがき苦しんでいるのである。

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