中日新聞
交通事故や突然の脳障害で、集中力の低下や記憶を喪失する高次脳機能障害者に、就労支援や生活訓練を行う、県内初の通所作業所「ワークセンター大きな木」が1日、浜松市北区初生町にオープンした。作業療法士が医学的知見に基づいて心身の状態を評価し、生活習慣の改善や職場研修を通して社会復帰を促す。同施設では、記憶障害者を対象とした生活訓練と、比較的症状が軽い人の就労を支援するプログラムを用意。生活訓練では認知度を評価するリハビリを兼ねたオリエンテーション後、雑貨の包装や値札付けなどの軽作業を行う。就労支援では、施設近くのスーパーや弁当店などで研修を積み、継続して働くことへの援助や相談を行う。建木理事長は「ジョブコーチや企業の協力も得て、働き場所を増やしていきたい」と話す。
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