2011年7月28日木曜日

現場発:NPO頼みの「福祉有償運送」 サービス提供者に負担大きく 岡山

毎日新聞 
1人で外出が困難な高齢者や障害者を、ガソリン代などの実費だけを受け取って送迎するサービスが「福祉有償運送」だ。家族の送り迎えの負担を減らし、外出困難な人の買い物や通勤、通院を支える。利用者には好評だが、サービス提供者の負担は大きく、定着には課題も少なくない。「もうけが全くないのでやめる人も多い。これでは事業として発展しない」。柏木さんは苦い表情で言う。実費しか受け取れないため、フル稼働で依頼を受けても収益は月5万円ほど。ガソリン代や車の維持費を捻出するのがやっとだ。家族の負担も軽減され、サービス利用者には人気だし、ドライバーも「やりがいがある」と手応えを感じる。

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