朝日新聞
自閉症の子どもたちの自立について考えるセミナーが26日、倉敷市笹沖の「くらしき健康福祉プラザ」であり、神奈川県海老名市立わかば学園長の諏訪利明さんの講演に約220人が聴き入った。自閉症の子どもの親らでつくるNPO法人「県自閉症児を育てる会」が主催した。諏訪さんは臨床心理士で、自閉症児の教育について全国各地で講演している。諏訪さんは、自閉症児は耳で聞くより目で見た方が指示を理解しやすい、と指摘。自立を促す一歩として、活動スケジュールの時間や内容を文字と写真、絵を組み合わせて伝える方法を紹介した。諏訪さんは「自閉症児のものの考え方、見方を想像できれば、子育てが楽しくなります」と話した。
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