中国新聞
広島大大学院医歯薬学総合研究科の内匠(たくみ)透教授(神経科学)らが、脳科学の研究成果を基に、発達障害の子どもの支援体制構築を目指すプロジェクトを始めた。25日は広島市南区の広仁会館で、発達障害の専門家を招いて講演会を開き課題を探った。内匠教授は世界で初めてマウスの染色体に人間と同じ異常を発生させ、発達障害の一つである自閉症の再現に成功した。広島大ではこの成果などを生かして本年度から、心理学、行動科学などの各分野と連携して発達障害の研究に着手。5年間かけて発達障害の子どもたちを支援する仕組みづくりを目指す。
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