産経関西
自閉症の息子がこの春、支援学校の高等部に進学した。学校生活も残り3年。社会に出るまでにいろいろなことを体験させてやりたいと考えているので、昨年はパラセーリングに挑戦させた。最初に順番が回ってきたとき、パラシュートとジャケットを取り付けるのを嫌がった。それは初めてのことが簡単に受け入れられない自閉症の息子には、当然予想されたことだった。仕方がない、あきらめようとしたとき、カチッと取り付けることができた。するするとロープが伸びて、あっという間に空高く上がった。戻ってきた息子は笑顔になっていた。挑戦させてよかった。
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