2011年4月9日土曜日

東日本大震災:知的障害者がボランティア 岩手

毎日新聞
東日本大震災で被災し、失業するなどした知的障害者らが、岩手県宮古市で津波被害を受けた商店や民家の泥かきのボランティアを続けている。宮古市周辺では既に約30人の障害者が震災の影響で解雇されたという厳しい環境の中、避難所からボランティアに出向く障害者もいる。「将来に不安はあるけど、何もしないより人のために体を動かす方が気持ちがいい」と話す。グループホームなどが流され、住まいと仕事を同時に失った人も少なくない。しかし、「何もしないと生活のリズムが崩れ、落ち込んでしまう恐れがある」と、若竹会が失業した障害者らに声をかけ、震災の約10日後から約20人が宮古市の高齢者の住宅や商店でたまった泥をかき出したり、泥をかぶった食器を洗ったりするボランティアを始めた。

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