2011年4月9日土曜日

24時間態勢、職員に疲労感 山田の障害者施設  岩手

岩手日報 
山田町船越の陸中海岸青少年の家で、町内の施設に入所していた知的障害者約50人が避難生活を送っている。他の避難者と生活区域を分けるなどの工夫で徐々に「非常時の生活」にも慣れ始めているが、24時間態勢で支える職員には疲労感も漂う。多くの障害者は避難所生活に慣れてきたが、いつもと違う生活環境にストレスも抱える。余震におびえパニック状態になる人もあり、20人弱の職員は24時間態勢で業務に当たっている。家が被災し、避難所暮らしの保護者も多く、家族が障害者を支えるまでにはまだ至っていない。県社会福祉協議会の手配でボランティアの支援を受けているが、職員の負担は大きい。「百年に一度の災害。利用者を守っていくのが使命と考え、団結して支援に当たる」と力を振り絞り、障害者をサポートしている。

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