2010年10月12日火曜日

障害者の逸失利益訴訟 争点や権利学ぼう 愛知

中日新聞 
重い知的障害のある名古屋市守山区の伊藤晃平さん=当時(15)=の事故死に伴う損害賠償をめぐり、遺族が障害のない同世代と同等な賠償を求めた訴訟で、遺族の支援グループが16日、訴訟の争点や障害のある人の権利を学ぶ集会を同市中区の市女性会館で開く。参加無料。訴状などによると、伊藤さんは07年12月、短期入所施設で宿泊中に階段から落ちて死亡。障害のない同世代なら6000万円程度が見込まれる賠償額を、施設側の保険会社は重度障害を理由に「将来の収入を想定できない」として逸失利益をゼロと見積もり、慰謝料など約1500万円を提示した。遺族側は昨年5月に「労働力だけを基準に逸失利益を算定するのは命の差別だ」と施設側を提訴。施設側は「差別でなく合理的区別」と反論している。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る