2010年10月1日金曜日

よどのコロッケ:「おおきに」も揚げたて 大阪

毎日新聞
阪急十三駅近くにある小さなコロッケ店「よどのコロッケ」(大阪市淀川区十三東2)で、自閉症や発達障害を抱えた人が製造、販売する手作りコロッケが評判を呼んでいる。自閉症の人が持つ特性の一つである集中力を生かし、手間のかかる小ぶりの一口コロッケ6種類をそろえた品ぞろえが「おしゃれでおいしい」とヒットに。支援する福祉施設の職員は「『買ってあげよう』ではなく、『おいしいから買いたい』という気持ちがうれしい」と障害者の自立に期待を寄せる。一般に障害者作業所では、袋詰めなどの内職が多く、単価は一つ数十銭にしかならない。だが直営店舗で収益力がつき、客の反応を直接感じることで仕事への責任感も生まれた。最終目標は経済的自立だが、今は黒字を出すのがやっと。将来はネット販売などで収益増を目指す。

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