2010年9月16日木曜日

共に育む 里山と人 三重

朝日新聞
名張市のNPO法人「赤目の里山を育てる会」(伊井野雄二理事長)が、障害のある人たちを対象にした就労支援施設「赤目の森作業所」を、同市上三谷の「エコリゾート赤目の森」内に開いた。自然の中で、さまざまな作業をすることで障害者に適応力をつけてもらうとともに、里山を活性化させることが狙いだ。同作業所は、約30ヘクタールの里山が仕事場。落ち葉の清掃、シイタケ菌を植え付ける原木の切り出し、まきづくり、ニホンミツバチによるハチミツ製造、雑木を原料にしたペレットストーブの燃料「木質ペレット」の製造など、屋外での作業が中心となる。伊井野理事長は「里山保全の作業は多様で、障害者が出来る仕事が必ず見つかるはず。里山を手入れし、間伐材を使えば、化石燃料の消費も減らせる」と話した。開所は日曜、年末年始を除く午前9時〜午後4時。定員20人。

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