2010年8月31日火曜日

「自閉症の兄理解して」米在住の牧さん講演 鹿児島

南日本新聞 
鹿児島市生まれで米国ボストン在住の牧純麗(すみれ)さん(13)が29日、自閉症の双子の兄・隼人君の生活ぶりや障害に向き合う家族のきずなを話し、「自閉症へ理解を深めてほしい」と呼び掛けた。隼人君のかんしゃくが飛行機に乗れるまでに落ち着き、すし職人の父・直樹さん(55)と母の睦子さん(53)=ともに日置市出身=と10年ぶりに里帰り。同市の麦の芽福祉会で、自閉症の子を持つ親ら約130人に語った。純麗さんは友達から「あなたのお兄ちゃんの病気がうつるとからかわれた」と明かし、差別や誤解の実態を紹介。「でも、私たちがオープンに話をすることで自閉症への理解が深まると思う。兄は大切な存在。これからも支えたい」と話した。

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