東京新聞
栃木市の社会福祉法人なすびの里が先月下旬、同市万町の蔵の街大通りに、空き店舗を改築した飲食店「なすび食堂」をオープンした。昭和初期の建物を生かしたレトロな雰囲気に、モロ(サメ)のフライなど栃木らしいメニューをそろえ、蔵の街の新たな観光スポットを目指している。同法人の殿塚治理事長(60)は「『地方の文化を食べてもらう』のがこれからの観光だと思う」と狙いを話す。スタッフは七人で、同施設の知的障害者の男性二人が皿洗いと盛りつけを担当。市内の福祉施設四カ所の物品も販売する。殿塚理事長は「障害者が働いていることが自然だと感じられるような場所にしたい」と願っている。
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