2010年7月14日水曜日

五感を重視、自由な表現尊重 臨床美術を教育に応用 宮城

河北新報
美術作品の制作を通じ高齢者の認知症予防を図る臨床美術(クリニカルアート)が、教師や小さな子どもを持つ親から注目されている。東北福祉大(仙台市青葉区)が指導者育成を目的に行う臨床美術士養成講座でも、教師らの受講者が増える傾向にある。関心が高まっている背景を探った。臨床美術は認知症の改善を目的に開発されたが、子どもの感性を磨く教育や、発達障害、自閉症、引きこもりの子どものメンタルヘルスのケアなどにも有効とされる。同大は3年前から、アート・コムを開講。毎週金曜日の夕方に実施していたが、大学から遠い地域に住む保護者からの問い合わせが増えたため、今年4月からは毎月の第一土曜日も行っている。

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