2013年5月11日土曜日

長女殺害し放火、73歳母に懲役3年 滋賀

中日新聞
自閉症と知的障害のある長女=当時(37)=の首を絞めて殺害した後、滋賀県草津市野路町の自宅を全焼させたとして、殺人と自己所有非現住建造物等放火の罪に問われた無職北川治子被告(73)の裁判員裁判で、大津地裁は10日、懲役3年(求刑懲5年)の判決を言い渡した。飯島健太郎裁判長は判決理由で「長女の乱暴な行為が悪化し、自分が先に死んだら長女1人だけになり生きていけないと思い詰めた経緯には同情できる」と情状面をくんだ。一方で「殺害するほど切迫した状況とは言えず、専門家への相談などの方策は取れた。放火で近隣住民に与えた恐怖感と損害も軽視できない」と指弾した。

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