AFPBB News
シンガポールの企業T-wareが開発した「cuddle jacket(抱きしめジャケット)」は、一見すると何の変哲も無いフリースのようだが、同社によると、小さな気泡が膨らむことによって抱きしめられているような感覚が生まれる。強さなどはスマートフォン(多機能携帯電話)で調節が可能で、肩部分だけに軽い圧力をかけたり、気泡をめいっぱい膨らませて体いっぱいに「抱擁」を感じたりすることもできる。自閉症など感覚障害がある子ども達は、大きな音や知らない人に遭遇すると激しく動揺してしまうことがある。このジャケットを使った実験では、ジャケットがこういった子ども達を落ち着かせる効果があることが分かっている。また、呼吸や脈拍などを監視し、知覚に過剰な負荷がかかりつつあることを保護者に知らせる機能もある。
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