2012年4月27日金曜日

発達障害と大学(8) 有償支援する立場に

読売新聞 
部屋のドアに、自己紹介を添えた学生の顔写真がびっしりと貼られている。福岡教育大学(福岡県宗像市)の障害学生支援室。「学生支援スタッフの写真です。発達障害の学生も、支援を受けるだけでなく、他の障害学生を支援する側に回っています」。障害学生支援コーディネーターで臨床心理士の佐藤亜弥さん(39)が説明してくれた。現在のスタッフは約40人。パソコンによるノートテイクや教材への字幕挿入など様々な支援を行い、時給760円の報酬が支払われる。有償にする理由を、佐藤さんは「支援する側には責任感が生まれ、支援を受ける側は遠慮せずに要求を伝えられる。学生が学内でアルバイトをする場にもなる」と強調する。

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