2011年11月14日月曜日

障害者虐待防止法で学習会 危機管理 支える側にも 千葉

東京新聞 
「もし障害のあるわが子が虐待されたら」。こんな事態を防いだり、直面した際の対応を探ったりする学習会が千葉市文化センターで開かれ、切実な不安を抱える母親たちを中心に県内外から約70人が参加した。6月に成立した「障害者虐待防止法」が来年10月に施行されるのをにらみ、弱い立場の人々を支える側にも危機管理意識が求められることが、あらためて浮き彫りになった。児童養護施設での虐待問題追及にも取り組んでいる浦島さんは「特に意思疎通が苦手な知的障害者は『介助者の意に沿わない行動』をとることを常に想定しなければならない。虐待は悪意がなくても『起こり得る』という危機管理意識を事業者や介助者が共有することが大切」と話している。「一番いけないのは、自分のところでは虐待など起きないと思い込むこと」とあいさつして締めくくった。

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