西日本新聞
福岡市は、障害者たちが社会福祉法人などの支援を受けながらアパートなどで一緒に暮らすグループホームやケアホームとして、市営住宅を貸し出す。開設意欲を持ちながら、場所探しに悩む事業者に設置を進めてもらうのが狙い。本年度からの3年間で毎年度4戸ずつ計12戸(36人分)の開設を目指す。事業者の求めで西区の市営住宅3戸を貸している例はあるが、障害者支援策の充実に向け、積極的に貸し出すことにしたという。設置が進まない一因として同課は、不動産業者や近隣の住民から理解が得られず、事業者が開設を諦めるケースが少なくないことを挙げる。担当者は「グループホームと聞くと大型の施設だと誤解されがちだが、地域住民と同じように障害者が暮らす家だということを住民に説明したい」と話している。
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