毎日新聞
知的障害のある佐賀市の安永健太さん(当時25歳)の取り押さえ死を巡る佐賀地裁での審判が3月29日に終わった。昨年7月に初公判が開かれてから、判決を含めた13回の公判を、第11回(鑑定医と目撃者1人の証人尋問)を除き、全て傍聴した。適正な保護であろうがなんだろうが、警察官が取った行動の直後に、安永さんは亡くなっている。県警は、通り一遍な追悼の言葉を繰り返すだけでなく、一人の男性が命を失ったその責任、自覚を持って、二度と同じような事態を招かぬよう、遺族の前でも説明できる具体的な対策を取ってほしい。そして何よりただ誠実に、詳細に、事実を明らかにしてほしい。今でも遅くはない。
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