2011年4月19日火曜日

支える人々(5)NPO法人くもりのち晴れ スタッフ・佐藤晴さん 宮城

河北新報 
大崎市と加美町で発達障害児のデイサービスやショートステイ事業を展開しているが、私たちが預かる子どもたちは親の不安や揺らぎを敏感に感じ取っている。地震そのものよりも、地震や今後に対する『大人の不安』を感じ、不安定になっているように見える。私たちスタッフも同じように不安。でも、子どもたちと一緒にいるときは不安感を出さないように心掛け、『地震なんて大したことないよ』という顔をしている。震災で大変なときだからこそ、無理をしないで信頼できる事業所に子どもを預けてほしい。『子どもをよそに預けるのは無責任』と悩んでいる親もいるかもしれないけれど、そんなことはない。これから暮らしを立て直していく中で、子どもにかかりきりになれないときもあると思う。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る