2011年2月26日土曜日

たくさんの絆求め 秘められた力 秋田

秋田魁新報 
潟上市飯田川にある小玉醸造の瓶詰め工場。若者は舘岡浩二、23歳=同市昭和。総務課勤務。箱詰めや箱作りを担当する社員7人の中で、ペースを落とさず作業できる数少ない1人だ。工場のどこに何があるのか、1回見るだけで忘れない。しかし、急に予定が変わると対応するのが難しい。人とのコミュニケーションも苦手。浩二は2歳7カ月の時、自閉症で知的障害があることが分かった。同市の羽城中学校卒業後、みどり学園高等部で学び、2006年4月に入社。小玉醸造が初めて受け入れた同校卒業生だ。常務の長谷川正志(62)が振り返る。最初はお互いに接し方が分からなかった。臨機応変に対応するのも苦手でした。でも、秘めた力が何かあるんじゃないかと思いました。

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