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算数を学ぶ子供の元気な声が教室中にワンワンと響く。ダウン症の女の子に声をかけた小笠毅さん(70)はカエルの小物を見せられ、「おっ」と満面の笑みを見せた。東京都武蔵野市にある「遠山真学塾」を主宰する。算数・数学の学習がどうしても難しい子供たちが、講師と1対1で学ぶ。始めて28年になる。30人だった塾生は現在140人になった。この間、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やアスペルガー症候群など、子供の障害を表す名称が次々と出てきた。しかし、入塾時に診断名は聞かない。「レッテル張ってもしようがない。目の前の子と学ぶだけ」だからだ。
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